手足の痺れの併発に注意

2020年6月 23日 10:03 am
肩甲骨を痛めてしまったという方は多くみられます。肩こりが普段からひどく、最近では肩甲骨まで痛くなってしまうという患者様も多く見られます。日常生活に支障のない程度の肩甲骨の痛みであれば、湿布を貼ったりマッサージをしたりなどの対処で痛みを緩和させることができます。 しかし、肩甲骨の痛みだけではなく、同時に手足の痺れが現れた場合には、注意が必要です。もしも手足の痺れがある場合には、それは肩こりが悪化したという訳ではなく、「頸椎椎間板ヘルニア」や「頸椎症」である可能性が高いからです。 「頸椎椎間板ヘルニア」とは、神経などが圧迫されてしまうことによって痛みや痺れが生じるものです。頸椎にある椎間板が何らかの原因によって壊されてしまったことにより、普通とは異なる場 所に突き出てしまい、神経などを圧迫するのです。患者様は40代〜50代に多く見られます。 また、頸椎症とは、靭帯が神経を圧迫してしまうことにより起こります。靭帯は、加齢によって分厚くなってしまう傾向にあり、意図せず神経を圧迫してしまいます。 そして、頸椎症でもう1つ原因となることがあります。それは骨による神経の圧迫です。首の骨は加齢によって変形してしまうことがあり、本来あるべき姿でなくなった骨が、首やその周辺にある神経を圧迫してしまうのです。患者様は60代の方が多くなっています。 これらを軽減させるには、血行をよくしたり、重い荷物を持たないように注意したりすることが最も大切で効果的です。 ただし、ご自分でマッサージをすることは避けるようにしましょう。変形した骨をより変形させてしまう可能性があるからです。 専門家の目を通してから、また専門家の手によったマッサージ・施術であれば非常に効果的です。患者様の症状に合わせて、最も効果的な施術を行うことが専門家には可能です。 そこで、「頸椎椎間板ヘルニア」や「頸椎症」かもしれないという方は、まず専門家に診察してもらうことをオススメします。 専門家としては、例えば柔道整復師などが挙げられます。柔道整復師は整骨院に勤めていることがほとんどです。柔道整復師は神経や筋肉について豊富な知識を持っていることが保証されている、国家資格保持者です。 当院では多くの患者様の治療を行っているため、患者様一人ひとりに合わせた施術方法を検討することができます。整骨院を探している方はぜひ当院も選択肢に入れてみてくださいね。