産後骨盤矯正は産後半年以内に行うことが理想

2020年8月 17日 11:16 am
出産は女性にとって人生の中でとても大仕事だと言われています。しかし、その出産を機に、以下のような症状に悩まされることはありませんか? 「産後、骨盤が広がった感覚がある」、「お腹だけがぽっこりと出ている」、「尿漏れするようになった」「生理痛や冷え性が悪化した」「体に不調を感じることが多くなった」など、このように感じる方は少なくありません。 このような悩みがある方こそ、産後骨盤矯正を行うことで体調不良を起こすことなく快適な生活を送ることができるようになります。 そもそも、なぜ骨盤は歪んでしまうのでしょうか?骨盤は、本来固定されているような関節ですが、妊娠・出産することでこの骨盤に大きな歪みが生じます。これは、「リラキシン」と呼ばれるホルモンが深く関係しています。 このリラキシンは、子宮弛緩因子でもあり、出産時、産道を通ってくる赤ちゃんを守る働きをしています。このホルモンによって体中の靭帯が緩むことで背骨や骨盤が歪みやすくなり、それに加えて筋肉への負担や関節にまで負担をかけてしまうことになります。その際に痛みを伴うこともあります。 そして、産後半年は、このリラキシンが分泌され続けることから可能な限り半年以内に骨盤矯正を行うと産後の骨盤を正常な位置へ戻すことができ、良い効果を得ることができると言われています。 しかし、産後半年を過ぎる頃からこのリラキシンンの分泌が減少し、そのため骨盤の歪みが戻りにくくなってしまうため明らかな症状が出ていないという方でも骨盤の歪みのない体に矯正されることをおすすめします。 一般的に、産後骨盤矯正を行う際は、現在の患者様の骨盤の状態をチェックし、治療をすすめていきます。また、骨盤を緩めてしまう直接原因として考えられていることは、硬くなった筋肉が原因だと言われています。 そのため、骨を引っ張っている筋肉の調整を行います。骨盤の歪みがある場合は、筋肉に過度の負担がかかってしまうため同時進行での治療が必要となります。 産後、骨盤が開いたままの状態だと体を支えるための骨盤底筋群という筋肉が低下しているため尿漏れ他、産前よりも生理痛がひどくなる方もいます。この筋肉については、自力で鍛えることが難しいため整骨院での治療が必要となります。 当院では、ひとりひとりの症状や悩みの原因を追究し、患者様の状態に合わせた施術を行います。 産後の骨盤に関する悩みのある方は、相談ください。