体操で骨盤矯正

2020年5月 25日 5:14 pm
近頃、テレビやネットで注目されている骨盤矯正。ダイエットや健康にも良いことで知られています。当院でも「骨盤矯正ってどんなもの?」というお問い合わせが増えています。 そこで今回は、自宅でもできる簡単な骨盤体操を紹介していきましょう。まず、ご紹介したいのが1日10分でできる骨盤矯正体操です。この体操を行うことで、その日にできてしまった体の歪みを解消させ、さらに過去の歪みも取り除いていくことができます。 この体操を行うタイミングとしては、お風呂上がりや夜寝る前の10分間です。特にオススメなのはお風呂上がりです。お風呂上がりは体温が上昇していて、リラックスしている状態が多いからです。 準備していただきたい物は、ゴムチューブです。あまり聞き慣れないという人は、スポーツ用品店やホームセンターのスタッフに尋ねてみてください。今では100円ショップでも販売しているところもあるようです。 もし、近場にないときはネットで購入するとよいですね。では、方法を解説していきましょう。まず、はじめにゴムチューブの真ん中部分を大転子の位置に当てます。 大転子とは、太ももの側面を膝から上に向かってなぞっていくと、股関節の横に出っ張っている骨があります。その部分のことを指します。大転子に当てたら、ゴムチューブを後ろに回して、お尻で交差させます。 そして、斜め上の方にゴムチューブを引っ張りましょう。再び、ゴムチューブを前の方に持っていきます。次にゴムチューブを大転子に当てながら前で交差させ、ゆるんでしまわないように、しっかりと結びます。 以上が準備になります。ここから体操に入っていきましょう。脚を開いて立ったまま、両手を腰に当てます。そして、腰を大きくゆっくり右に回します。それが終わったら左も同じように回します。左右、各10回ずつ行いましょう。 次に脚を開いて立ったまま、床に手がつくように体を前に曲げます。上手くできない場合は、少し弾みをつけるとしやすくなりますよ。その状態のまま腰に手を当ててゆっくりと、上体を後ろに反らせましょう。前屈と上体反らしも各10回ずつ行います。 これが終わったら、次の体操を行いましょう。脚を開いたまま両手を大転子の位置に当てて、立ちます。次に骨盤を押し込む感じで、左手に力を入れつつ大転子を右方向へ押します。 同じように右手で左方向に押しましょう。これも各10回づつ行ってください。以上が1日10分でできる骨盤体操になります。最初は、難しかったり大変なこともあると思いますが、継続することが大切なのでぜひ続けて行ってみてください。 では、この体操をするうえでの注意点がありますので、解説していきましょう。動作は、1つ1つ正確に行うようにしてください。間違ったやり方で行ってしまうと、骨盤の歪みを矯正する効果が出なくなってしまったり、逆に更に歪めてしまうこともあります。 急いで行う必要はありませんので、ゆっくり正確に確実に行うようにしてください。 実際に体操をしてみると、動かしやすい部分と動かしにくい部分が出てくると思います。動かしにくい部分が、まさに骨盤が歪んでしまっている部分だといえます。 ぜひ、そこを重点的に意識を集中させて行うようにしてみましょう。ただし、痛みが伴う場合は無理して行わないようにしてください。痛みがある場合は、何か原因が他にあることが考えられます。ぜひ整骨院を受診して、プロの施術を受けるようにしてください。 そして、はやく歪みを治したい!という気持ちから疲れてしまうまで何度も体操を行う 人もいますが、これは逆効果になってしまうので止めましょう。また、毎日絶対にしなければならない!と思う必要はありません。 無理をせずに、楽しみながら行いましょう。体操をすることがストレスになってしまっては、せっかく健康を手に入れる体操をしているのに、無駄なものとなってしまいます。体操はちょっと物足りないくらいが一番!だということを忘れずに行っていきましょう。 骨盤の歪みを矯正することで、気になるぽっこりお腹や太もも、垂れてしまってハリの無いお尻などの下半身の悩みを解決させてくれます。部分ダイエットなども注目されていますが、体が歪んだまま行っても実は効果がないと実証されています。 まずは、骨盤矯正で体の歪みを取り除いてあげることから始めてみてください。もし、骨盤矯正のことで何かわからなかったり、不安なことがある場合は、ぜひ当院へお尋ねください。スタッフ一同、誠心誠意対応させていただきます。